洗濯物を畳み終えても、戻す場所がすぐに決まらない物が混ざっていると、そこで手が止まることがあります。家族や同居者の物が同じ場所に集まる場合や、似た物を別の部屋へしまっている場合は、畳んだ後に一枚ずつ行き先を考えることになります。
洗濯物をしまう前に、「品目・部屋・戻し先」だけを書いたメモを用意すると、畳む作業と戻し先を決める作業を分けられます。この記事では、部屋別の戻し先メモの作り方、メモを使って洗濯物をまとめる順番、行き先が決まらない物の扱い方を紹介します。
部屋の名前だけで終わらせず、戻す場所まで書く
「寝室」「洗面所」のように部屋だけを書いても、その部屋に収納場所が複数あると、しまうときに再び迷います。メモには、部屋の中の戻し先まで一つに絞って書きます。
- 品目:靴下、タオル、部屋着など、見分けられるまとまり
- 部屋:その品目を運ぶ部屋
- 戻し先:引き出し、棚の一段、決めた置き場所など
細かな畳み方や収納方法まで書く必要はありません。メモの役割は、洗濯物を見たときに「どの部屋の、どこへ戻すか」を確認できるようにすることです。
最初は迷いやすい品目だけを選ぶ
家にある衣類や布類をすべて一覧にしようとすると、メモ作りだけで項目が増えます。まずは、畳んだ後によく行き先を考える物を少数選びます。
- 洗濯物をしまうときに迷った品目を思い出す
- その品目を普段使う部屋を一つ書く
- 部屋の中の戻し先を一つ書く
- 同じ戻し先の品目は一つの行にまとめる
すでに戻し先がはっきりしている物は、最初のメモから省いて構いません。迷いが起きる品目だけを対象にすれば、実際に確認する行を短く保てます。
部屋別の戻し先メモの書き方
メモは、紙でも普段使っているメモ機能でも作れます。専用の収納用品やアプリを前提にせず、洗濯物を畳む場所で見られる形にします。
| 品目 | 部屋 | 戻し先 |
|---|---|---|
| 普段使うタオル | 洗面所 | 入口側の棚 |
| 部屋着 | 寝室 | 下段の引き出し |
| 外出用の靴下 | 寝室 | 上段の手前 |
| 台所で使う布類 | 台所 | 布類の棚 |
表の内容は一例です。部屋名や戻し先は、自分の家で普段使っている呼び方に置き換えます。「棚」「引き出し」だけで区別できない場合は、「上段」「手前」など、見たときに分かる短い目印を足します。
人ごとに分ける物も、最後は部屋へつなげる
同じ種類の衣類を複数人で使っている場合は、品目だけでは戻し先が決まりません。そのときは、メモの品目欄に普段使っている呼び名を添えます。
寝室
・Aの靴下 → 左側の引き出し
・Bの靴下 → 右側の引き出し
洗面所
・共用タオル → 入口側の棚
名前を細かく書く必要がなければ、「大人用」「子ども用」「共用」のように、家の中で見分けられる表し方でも構いません。大切なのは、人ごとの分類で終わらず、運ぶ部屋と戻す場所まで分かることです。
畳むときは、部屋ごとのまとまりを作る
メモができたら、洗濯物を畳みながら、戻す部屋ごとにまとまりを作ります。品目ごとに家の中を何度も往復するのではなく、畳む場所で行き先をそろえてから運びます。
- メモを畳む場所から見える位置に置く
- 一枚畳むたびに、メモで戻す部屋を確認する
- 同じ部屋へ運ぶ物を一つのまとまりにする
- すべて分けた後、部屋ごとに運ぶ
- 部屋に着いたら、メモに書いた場所へ戻す
まとまりを作る場所は、普段の動線を妨げない範囲にします。部屋の数が多くても、毎回すべての部屋の山を作る必要はありません。その回の洗濯物に含まれる部屋だけに分けます。
戻し先が決まらない物は「確認」に分ける
持ち主が分からない物、いつもの収納場所が空いていない物、置き場所を変えたばかりの物は、推測して別の場所へしまわず、「確認」として一か所に分けます。
確認する物には、迷った理由を短く添えます。
- 持ち主を確認する
- 新しい戻し先を確認する
- 同じ物がどこにあるかを見る
- 収納場所が使えるか確認する
「確認」は新しい戻し先ではありません。確認が終わったら、部屋と戻し先を決めてしまい、今後も迷いやすい品目ならメモへ一行追加します。
部屋の順番は、家に合わせて決める
部屋ごとに分けた後は、どの部屋から運ぶかを決めます。決まった正解はないため、畳む場所から近い順、同じ階の部屋をまとめる順など、自分の家で分かりやすい並びにします。
メモの見出しも、その順番に並べ替えておくと確認しやすくなります。ただし、運ぶ順番を守ること自体を目的にする必要はありません。その日の洗濯物や家の使い方に合わせて、扱いやすい部屋から進めます。
メモを直すのは、戻し先が変わったとき
毎回メモを書き直す必要はありません。収納場所を変えた、使う部屋が変わった、確認に分けることが続いた、といったときに該当する行だけを直します。
使わなくなった品目は消し、見なくても戻せるようになった行は残すか省くかを選びます。項目を増やし続けるより、実際に迷う品目が見つかる短さを保つ方が使いやすいメモになります。
しまう前の確認リスト
- 迷いやすい品目だけをメモに選んだか
- 品目ごとに部屋と戻し先が一つずつ書かれているか
- 畳む場所からメモを確認できるか
- 同じ部屋へ運ぶ物をまとめたか
- 戻し先が分からない物を推測でしまっていないか
- 確認が終わった品目を、必要に応じてメモへ追加したか
まとめ
部屋別の戻し先メモには、「品目・部屋・戻し先」の三つを書きます。最初からすべての洗濯物を一覧にせず、畳んだ後に迷いやすい品目から始めます。
畳むときは、メモを見ながら同じ部屋へ運ぶ物をまとめ、分け終えてから部屋ごとに戻します。行き先が決まらない物は「確認」へ分け、確認後に戻し先を決めます。畳む段階で戻し先を考え直すのではなく、あらかじめ短いメモにしておくことが、この整理方法の中心です。