同じテーマについて何度かメモを残していると、あとから開いたときに「どれが先で、どれが続きだったのか」が分かりにくくなることがあります。内容ごとに立派な見出しを付けようとすると、毎回のメモを評価したり、要約し直したりする手間も増えます。
そんなときは、見出しを日付順にそろえます。大事なのは、よくできたメモを選ぶことではなく、同じテーマの記録を前から順にたどれるようにすることです。
見出しで評価せず、順番だけを残す
学習メモの見出しに「重要」「理解できた」「失敗した」のような評価を入れると、あとで並べたときに、その日の判断が強く残ります。見返したいのが前後関係だけなら、評価よりも日付を先に置いたほうが追いやすくなります。
見出しの役割は、そのメモの価値を決めることではありません。同じテーマの中で、いつ書いたメモなのか、前後のどこに置かれるのかを示すことです。
基本形は「日付、テーマ、短い手がかり」にする
見出しは、次の三つだけで作ります。
- 日付
- 同じテーマの名前
- その日に見返す入口になる短い手がかり
たとえば、次のような形です。
8月3日 文章の読み方 冒頭で止まった
8月5日 文章の読み方 例とのつながりを見た
8月9日 文章の読み方 前回の疑問を残した
ここで手がかりにするのは、成果の大きさではなく、あとで開いたときにその日の位置を思い出せる言葉です。「完璧に理解」「かなり進んだ」のような言葉より、「どこを見たか」「何で止まったか」のほうが、次に戻りやすくなります。
同じテーマ名を変えすぎない
日付順に並べたいなら、同じテーマの名前はできるだけそろえます。日によって「文章読解」「文章の読み方」「読解メモ」のように呼び方を変えると、あとから同じ流れとして探しにくくなります。
最初に正しい名前を決め切る必要はありません。まずは自分が見て分かる短い名前を一つ使い、あとから同じテーマだと分かったものだけ表記をそろえます。
複数のテーマを同じノートに書く場合も、見出しの中にテーマ名を一つ入れておくと、日付順のまま探せます。テーマごとに別ページへ移すのは、量が増えて本当に追いにくくなってからでも十分です。
手がかりは一つだけに絞る
見出しに入れる手がかりを増やすと、本文を読む前から情報が多くなります。日付順で並べる見出しでは、その日の入口になる言葉を一つだけ残します。
- 最後に見た場所
- 止まった言葉
- 次に見たい点
- 前回から続いている問い
どれを選ぶか迷う場合は、次に開いたとき最初に見たいものを選びます。見出しだけで内容を説明し切ろうとせず、詳しいメモは本文側へ置きます。
並べ直すときは内容を書き換えない
すでに残してあるメモを日付順にそろえる場合は、本文を直す前に見出しだけを整えます。本文まで書き直し始めると、当時のメモとあとから考えたことが混ざりやすくなります。
作業は次の順で十分です。
- 同じテーマのメモだけを集める
- 古い日付から順に並べる
- 見出しの先頭に日付を入れる
- テーマ名を同じ表記にする
- その日の入口になる手がかりを一つ添える
本文の内容が薄い日も、無理に説明を足す必要はありません。「短いメモがあった日」として残せば、前後の流れをたどる材料になります。
日付が分からないメモは最後に分ける
日付が分からないメモを、推測で途中に入れると、順番を見返す目的が崩れます。日付が分からないものは、無理に並べず、最後に「日付未確認」として分けます。
日付未確認 文章の読み方 例の見方だけ残っている
あとから日付が分かったら、その時点で正しい位置へ移します。分からないままでも、同じテーマの関連メモとして見つけられる状態なら十分です。
見返すときは古い順に一度だけ読む
見出しをそろえたあとは、古い順に一度だけ読みます。途中で内容を評価したり、点数を付けたりする必要はありません。
確認するのは、次の三つです。
- 日付の順番が大きく崩れていない
- 同じテーマ名でまとまっている
- 各見出しから、その日の入口が分かる
読んでいて流れが分かれば、見出しの役割は果たしています。反対に、見出しを読んでもその日の位置が思い出せない場合は、本文から一語だけ拾って手がかりに足します。
この方法は、成績、合格、理解度や能力の向上を保証するものではありません。同じテーマで増えた学習メモを、内容の良し悪しではなく、日付順の流れとして見返したいときの整理方法です。
まとめ
同じテーマの学習メモが増えたら、見出しを「日付、テーマ、短い手がかり」の形にそろえます。評価や長い要約を見出しに入れず、いつ書いたメモなのか、前後のどこにあるのかを分かるようにします。
日付が分からないメモは推測で混ぜず、いったん分けておきます。古い順に見出しを読むだけで流れをたどれるなら、その見出しは十分に役立っています。