ノートをあとで整理しようとすると、先に「科目ごとに分ける」「テーマごとに写し直す」といった大きな作業を考えがちです。ただ、まだ途中のページが混じっていると、分ける前にどこが未整理だったか分からなくなることがあります。
そんなときは、ノートを分け始める前に、続きがあるページだけへ小さな印を付けるようにします。全ページを分類するのではなく、あとで戻る必要がある場所だけを先に見えるようにする方法です。
印を付ける目的は、分類ではなく戻る場所を残すこと
続きページの印は、ノート全体をきれいに整理するための記号ではありません。役割は、次に開いたとき「ここはまだ続きがある」と分かるようにすることです。
そのため、印を付けるページは多くしすぎないほうが扱いやすくなります。あとで読み返す可能性があるページすべてではなく、次に内容を足す、別のページへ移す、続きを確認する、といった動きが残っているページだけを選びます。
印の数が増えすぎると、印そのものが目立たなくなります。まずは「途中のまま残っているページを見失わないため」と目的を狭く決めます。
印はページの同じ場所に小さく置く
印は、ページを開いたときにすぐ見える場所へ置きます。たとえば、右上の余白、日付の横、見出しの前など、自分が毎回見つけやすい場所を一つ決めます。
形は簡単でかまいません。
- 丸印
- 小さな三角
- 「続」の一文字
- 付箋の端だけを少し出す
大切なのは、印のデザインではなく、置く場所をそろえることです。ページごとに場所が変わると、あとで探すときに本文まで読み直す必要が出ます。
印の横に一語だけ理由を添える
印だけでも続きがあることは分かりますが、時間がたつと「何の続きだったか」がぼやけることがあります。そのため、余白があれば印の横に一語だけ理由を添えます。
たとえば、次のような短さで十分です。
続:例
続:空欄
続:別ページへ
長い説明や反省を書き込む必要はありません。「例を足す」「空欄を確認する」「別ページへ移す」のように、次に何をするページなのかだけが分かれば、印の役割は果たせます。
分ける前に、印のあるページだけを一度見る
ノートを分ける作業に入る前に、印のあるページだけを先にめくります。ここで本文をすべて読み直すのではなく、印の横の一語を見て、続きの扱いを決めます。
- 印のあるページを開く
- 印の横の一語を見る
- 足す、移す、保留するのどれかを決める
- 処理が終わったら印を消すか、残す理由を書き換える
まだ扱えないページは、無理にその場で整理しなくてもかまいません。「保留」と分かる一語に変えておけば、次に見たときも途中のページとして拾えます。
印を消す基準を先に決めておく
続きページの印は、付けっぱなしにすると古い合図として残り続けます。印を付けるときは、消す基準も一緒に決めておくと、あとで迷いにくくなります。
基準は一つで十分です。
- 続きを書き足したら消す
- 別ページへ移したら消す
- もう続けないと決めたら消す
消すかどうかを毎回考えるより、「続きの扱いが決まったら消す」としておくと、印が現在の状態を表しやすくなります。残したい場合も、古い印の横に別の理由を足すのではなく、今の理由へ短く書き換えます。
使う印は一種類から始める
色や記号を細かく分けると、最初は便利に見えます。ただ、印の意味を覚える必要が増えると、ノートを開くたびに確認が必要になります。
まずは「続きがある」という一種類だけで始めます。続きの中身は、印の横の一語で分けます。
続:例
続:空欄
続:移す
この形なら、記号の種類を増やさなくても、次に見る理由を残せます。使っているうちに本当に必要だと感じた場合だけ、色や記号を増やします。
この方法で扱う範囲
この方法は、一般的なノート整理のための小さな手順です。学習効果、成績、合格、理解度や能力の向上を保証するものではありません。また、特定の教材、講座、資格制度、教育制度を前提にしません。
向いているのは、ノートを分ける前に、途中のページだけを見落とさないようにしたい場面です。内容をきれいにまとめる作業は後回しにして、まずは戻る必要があるページだけを見える状態にします。
まとめ
ノートを分ける前に続きがあるページを見失いやすいときは、全体を先に分類するのではなく、続きがあるページだけへ小さな印を付けます。印は同じ場所に置き、横に「例」「空欄」「移す」など一語だけ理由を添えます。
整理を始める前には、印のあるページだけをめくり、足す、移す、保留するのどれかを決めます。扱いが決まったら印を消すか書き換えることで、ノートの途中ページを次の作業へつなげやすくなります。