復習メモをあとで開いたとき、本文を読み返す前に「次は何を確かめるつもりだったか」が分からなくなることがあります。本文の中には書いてあるはずなのに、最初から読み直さないと入口が見つからない状態です。
そんなときは、見出しの末尾に、次に確かめたい言葉を一つだけ添えます。見出しで内容を全部説明するのではなく、本文を開く前の小さな入口を作るための書き方です。
見出しには答えではなく入口を置く
復習メモの見出しを長い要約にしようとすると、書くたびに迷いやすくなります。「何を学んだか」「どこまで分かったか」「次に何をするか」を全部入れようとして、見出しだけが重くなるためです。
ここで見出しに置くのは、答えではなく入口です。次に開いたときに、最初に目を向けたい言葉が分かれば十分です。詳しい説明や理由は、見出しではなく本文側に残します。
基本形は「範囲、区切り、確認語」にする
見出しは、次の三つに絞ると扱いやすくなります。
- 復習した範囲
- 本文と確認語を分ける区切り
- 次に確かめたい言葉
形にすると、次のようになります。
第2章の復習|確認:対比
例文メモ|確認:主語
前回のまとめ|確認:条件
「確認:」のあとには、一語か短い語句だけを置きます。見出しを読んだ瞬間に、本文へ戻る前の焦点が見えることを優先します。
確認語は、次に最初に見る言葉から選ぶ
確認語にするのは、メモの中で一番重要そうな言葉とは限りません。次に開いたとき、最初に確かめたい言葉を選びます。
たとえば、本文にはいくつか気になる点があっても、見出しに入れるのは一つだけにします。
- 意味がまだ曖昧な言葉
- 似た言葉との違いを見たい言葉
- 例の中で引っかかった言葉
- 次回の復習で最初に戻りたい言葉
迷う場合は、「次にこのメモを開いたら、最初に何を見るか」と考えます。複数あるときは、残りを本文の中に置き、見出しには一つだけ出します。
本文には、なぜその言葉を見るのかを残す
見出しに確認語だけを書くと、あとで「なぜこの言葉を残したのか」が分からなくなることがあります。そのため、本文には短く理由を足します。
第2章の復習|確認:対比
本文メモ:
説明と例の違いは読めたが、対比という言葉がどの部分を指しているかはまだ曖昧。
次回は例文の二つ目だけを見直す。
この例は架空のものです。特定の教材や講座を前提にせず、手元のノートや資料の呼び方に合わせて書き換えます。
見出しは入口、本文は理由と戻る場所です。役割を分けておくと、見出しを長くしなくても、次に何を確かめるのかをたどれます。
見出しを直すのは復習の最後にする
復習の途中で見出しを何度も直すと、本文を書く手が止まりやすくなります。まずは本文に気づいたことを短く残し、最後に一度だけ見出しへ確認語を添えます。
手順は次の順で十分です。
- 復習した範囲を短く書く
- 本文に、分かったことや曖昧な点を残す
- 最後に、次に最初に見たい言葉を一つ選ぶ
- 見出しの末尾に「確認:言葉」の形で添える
先に見出しを完成させようとしないほうが、本文と見出しがずれにくくなります。復習後に残った言葉を拾えば、見出しも自然に短くできます。
確認語を増やしすぎない
見出しに確認語を二つ、三つと並べると、結局どこから見ればよいのか分かりにくくなります。見出しは、本文を読む前の入口です。入口が多すぎると、最初の一歩がぼやけます。
複数の言葉を残したい場合は、本文の中に「あとで見る言葉」として並べます。そのうえで、見出しには次回の最初の一語だけを出します。
見出し:例文メモ|確認:主語
本文:
あとで見る言葉:主語、条件、言い換え
次回はまず主語がどこまで続くかを確認する。
この形なら、ほかの言葉を捨てずに残しながら、次に開く入口だけを一つにできます。
見返すときは、見出しから本文へ順に読む
次にメモを開くときは、まず見出しの確認語を見ます。それから本文を読み、なぜその言葉を残したのかを確かめます。
確認語だけで思い出せる場合も、本文を一度だけ見ます。見出しの言葉と本文の理由が合っていれば、そのメモは次回の入口として使えます。合っていなければ、見出しを長くするのではなく、本文側に戻る場所を一行だけ足します。
この方法は、成績、合格、理解度や能力の向上を保証するものではありません。復習メモを開き直すとき、本文を読む前に次に確かめる言葉を見つけやすくするための整理方法です。
まとめ
復習メモの見出しには、内容の要約を全部入れず、次に確かめたい言葉を一つだけ添えます。「範囲|確認:言葉」の形にすると、本文を読み返す前に、最初に見る入口が分かります。
詳しい理由や戻る場所は本文側に残します。見出しは短く、本文は少しだけ具体的に分けておくと、次にメモを開いたときに、何から確かめるかを決めやすくなります。